困難の中にある恵み

こんにちは、うさぎ飼いです。

キリスト教を伝道する人は、神さまからの恵みを受けた人だと思いますが、伝道の過程で、必ずしもいいことばかりではなかったと思います。

歴史を振り返ってみても、宣教者の受ける困難は無視できるものではありませんでした。

今週のメッセージは、キリスト教を伝道する上で遭う困難とその恵みについてでした。

困難の中にある恵み

今週の聖書箇所

今週の聖書箇所は使徒言行録4章1節〜22節。

4:1
彼らが人々にこのように語っているあいだに、祭司たち、宮守がしら、サドカイ人たちが近寄ってきて、
4:2
彼らが人々に教を説き、イエス自身に起った死人の復活を宣伝しているのに気をいら立て、
4:3
彼らに手をかけて捕え、はや日が暮れていたので、翌朝まで留置しておいた。
4:4
しかし、彼らの話を聞いた多くの人たちは信じた。そして、その男の数が五千人ほどになった。
4:5
明くる日、役人、長老、律法学者たちが、エルサレムに召集された。
4:6
大祭司アンナスをはじめ、カヤパ、ヨハネ、アレキサンデル、そのほか大祭司の一族もみな集まった。
4:7
そして、そのまん中に使徒たちを立たせて尋問した、「あなたがたは、いったい、なんの権威、また、だれの名によって、このことをしたのか」。
4:8
その時、ペテロが聖霊に満たされて言った、「民の役人たち、ならびに長老たちよ、
4:9
わたしたちが、きょう、取調べを受けているのは、病人に対してした良いわざについてであり、この人がどうしていやされたかについてであるなら、
4:10
あなたがたご一同も、またイスラエルの人々全体も、知っていてもらいたい。この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架につけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのである。
4:11
このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』なのである。
4:12
この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、天下のだれにも与えられていないからである」。
4:13
人々はペテロとヨハネとの大胆な話しぶりを見、また同時に、ふたりが無学な、ただの人たちであることを知って、不思議に思った。そして彼らがイエスと共にいた者であることを認め、
4:14
かつ、彼らにいやされた者がそのそばに立っているのを見ては、まったく返す言葉がなかった。
4:15
そこで、ふたりに議会から退場するように命じてから、互に協議をつづけて
4:16
言った、「あの人たちを、どうしたらよかろうか。彼らによって著しいしるしが行われたことは、エルサレムの住民全体に知れわたっているので、否定しようもない。
4:17
ただ、これ以上このことが民衆の間にひろまらないように、今後はこの名によって、いっさいだれにも語ってはいけないと、おどしてやろうではないか」。
4:18
そこで、ふたりを呼び入れて、イエスの名によって語ることも説くことも、いっさい相成らぬと言いわたした。
4:19
ペテロとヨハネとは、これに対して言った、「神に聞き従うよりも、あなたがたに聞き従う方が、神の前に正しいかどうか、判断してもらいたい。
4:20
わたしたちとしては、自分の見たこと聞いたことを、語らないわけにはいかない」。
4:21
そこで、彼らはふたりを更におどしたうえ、ゆるしてやった。みんなの者が、この出来事のために、神をあがめていたので、その人々の手前、ふたりを罰するすべがなかったからである。
4:22
そのしるしによっていやされたのは、四十歳あまりの人であった。

使徒行伝4章1〜22節

使徒によって信じた人たちは5000人

使徒言行録では、弟子たちに聖霊がくだり、神さまの言葉を話し出すシーンが書かれています。

この時信じなかった人もいますが、4節では男5000人が信じたと書かれています。

実際の数がどのくらい正確かということよりは、とても多くの人が信じたと解釈して問題なさそうです。

使徒たちへの尋問

5節からは、使徒たちがお偉いさんに尋問されていることがわかります。

役人、長老、律法学者達が揃って集まり、尋問したのは、使徒達を脅威に感じたのではないでしょうか。

それでも弟子達は自分の見たこと聞いたことを語らずにはいられませんでした。

犠牲の多い信仰

ドイツの有名な神学者ボンヘッファーは、本当の信仰とは犠牲の多い信仰だということに触れました。

これまでも多くの宣教者達が多くの困難にあってきましたが、それでもなぜ宣教をやめなかったのでしょうか。

本当の信仰は犠牲の多い信仰、つまり困難にあっても人々のために宣教を続けること。そして、彼らの中に人々はイエスキリストを見る。それこそが最も大きい神さまからの恵みなのではないでしょうか。

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