こんにちは、うさぎ飼いです。
我が家の白が癲癇(てんかん)発作を起こして、病院に行くも原因が分からず。
癲癇は原因を特定するのが難しいということを実感しております。過去記事こちらからどうぞ。
うさぎの癲癇(てんかん)発症から検査まで
白の状態
名前:白(♂)
年齢:8ヶ月
状態:生後2ヶ月くらいの時に、ぼ〜っとして頭を振る仕草が2回程。その後はしばらく何事も無く、食欲もあり元気。7ヶ月のある日、病院に歯を切りに行って、帰ってきた次の日から、4〜5日感覚で癲癇症状が出始める。発作は1〜2分でおさまり、その前後は何事もなかったかのように元気になる。発作が起こるとチモシーハウスから落下することもあり、口をパクパクさせて震えているよう。斜頸なし、ローリングなし。1度だけ、少し眼振あり。
原因を突き止める
うさぎが痙攣していたら、自然現象とは考えにくいので、すぐに病院に連れていきましょう。
早期に治療を始めることで、後遺症の影響も最小限にすることが出来ます。
うさぎが癲癇症状を起す可能性はいくつかあり、それを順に検査していくという流れになります。原因を特定できれば、治療開始になります。
考えられる原因としては、いくつかあるそうです。
- 内臓疾患
- エンセファリトゾーン症(寄生虫感染)
- パスツレラ症(細菌感染)
- 内耳や外耳などの三半規管の異常
- 脳機能の異常(何らかの脳の外傷や炎症、腫瘍、先天性のものを含む)
(※うさぎ飼いは専門医ではないので、気になる症状がありましたら、詳細は必ず速やかに専門医に相談してください。ここでは、うさぎ飼いが直接獣医さんから聞いた情報を元に掲載しています。一切の責任は負いかねます。)
検査の方法
内臓疾患とエンセファリトゾーンは血液検査で検査します。内臓の数値を知るための検査結果は、当日結果が出ます。エンセファリトゾーンは外注のため、1週間程度で結果がわかるようになっています。
- 採血料 1000円
- 血液検査(哺乳類14項目)7500円
- 血液検査(アンモニア)1200円
- 血液検査(追加1項目)600円
- 血液検査CBC 1800円
- うさぎエンセファリトゾーン症抗体検査 10000円
- 再診料 800円
血液検査だけでもトータルで、12100円かかります。避妊手術の前段階の血液検査の時は、哺乳類14項目だけでした。これに、癲癇の原因を探るためにいくつか項目を追加していって検査します。
パスツレラ症と細菌感染による三半規管の異常は、レントゲンで検査します。当日結果を知ることが可能です。5000円程度だそうですが、白はまだ検査してません。
脳機能の異常は、CTやMRI検査をすることで3次元的に解析すると、原因がわかることもあるそうです。多くの動物病院ではこの画像解析まで対応していることがなく、別の病院で検査をすることになるそうです。麻酔を使って画像を撮ることもあるそうです。
白の検査結果
白の場合は斜頸やローリングなどのバランス感覚の異常で起こる症状が見られず、痙攣のような症状だけだったので、三半規管の方ではなく、内臓疾患かエンセファリトゾーンを疑ったですが、血液検査の結果は全て正常値でした。
エンセファリトゾーン検査結果も陰性。エンセファリトゾーンの結果を完全に判断できる組織検査は、うさぎが生きているうちには出来ないそうです。生きているうちに出来る検査の中で、血液を使って抗体検査をすることで、陽性、グレーゾーン、陰性の判断をします。グレーゾーンの場合は確かに発症している確信はないけれど、一応薬を使って様子をみるという処置をとるそうです。
白の場合は完全に陰性で、エンセファリトゾーン症の可能性はかなり低いという結果になりました。
原因がわからなかった時の処置
一応、パスツレラ症と三半規管の異常の可能性も残っていますが、それらに見られる他の症状に当てはまらない(涙、鼻水、斜頸など)こともあり、検査することはできますが可能性は低いとは思います、と言われています。
このように、何らかの脳の異常の可能性が高いけれども、原因を病名として判断出来ない発作というのを総称して、「てんかん」と呼ぶそうです。
原因がわからない場合、癲癇症状を抑えるための対処療法を取るしか方法がないそうです。
この後レントゲンや画像解析を使って、脳の異常などを発見できる場合もあるそうですが、発見出来ない場合もあるそうです。しかし、原因がわかってもわからなくても、やることは癲癇症状を抑える抗てんかん薬を使うしか方法はないそうです。
抗てんかん薬は、1日2回内服で2800円/週。副作用として、肝機能が低下する可能性、食欲がなくなる可能性もあり、うさぎの様子と飼い主の判断で様子を見ながら決めてください、とのことでした。
生後2ヶ月の時から、症状も見えているので、先天性のものかもしれません。症状が少しでも良くなるように祈りながら、様子を見るしかなさそうです。
これが癲癇治療の難しいところなのだな・・・と実感したうさぎ飼いでした。
コメントを残す